自作PCのメモリが半分しか使えなかったのは、メモリが○○だったから
前回 の「自作PCのメモリが半分しか使えてない!!!」の続きです。 BIOSで認識している以上、メモリとして物理的に破損している可能性は低いと思います。 となると、メモリを認識して使っているチップセットやCPUの仕様をもう一度確認する必要があります。 老兵、AMD FXシリーズの構成を探る 妹号も自分号も、いまや懐かしのAMD FXシリーズと970チップセットを使っています。 なので、 PC Watchさんのバックナンバー を探して、発表当時の記事を確認しました。 この記事によると、メモリコントローラーはCPU内蔵、そこから2チャンネルの系統で認識します。 ここで大事なポイントがあり、1チャンネルにつき2枚まで認識できる仕様だそうです。 メモリの仕様はいろいろな要素がある PCにメモリを挿そうって時に気にするのは規格、容量、速度でしょう。 あと値段も大事ですよね。 そんなわけで、自分号には8GBx2本の16GB構成、 妙に安くて 速かったOCメモリを使ってました。 公表しなくていい仕様の部分が今回の原因だった そんな妙に安いメモリ、結論からざっくりいうと 1本を2本として認識されてて、実際の2本目が使えてなかったのです。 細かい話は こちらのPC Watchさんの記事 に詳しく書いてあるので読んでいただくとして 安いメモリはデュアルランク仕様で、メモリコントローラから2本として認識されます。 1チャンネル2本までが読める経路に、2本として認識されるメモリが2本刺されば4本差したと同じことになり 最初の2本分=現在挿してるメモリ1本しかCPUから使えなかったというオチでした。 それぞれ別チャンネルに挿すことによって解決しました。 妹号はさらに不運が重なっていた 実は2本のうち1本が死んでました。 挿し方によっては起動すら出来なかったのも納得です。 あんま死なないんですけどねメモリ…爆熱CPUの脇に何ら対策してない遅メモリを置いてたのが良くなかったのかな? というわけで、妹号はヒートシンク付きで速度も早いメモリを中古で買ってきて、同様に別チャンネルに接続し無事直りました。 ランクについては後継のryzenシリーズでも当初は相性が出ていたようです。 もう第3世代まで出てるのでだいぶ解決してるかと思います。...