最安?月額702円で電話番号を維持する

ウン年ぶりにブログを始めるにあたり何から書こうか迷いまして
「せめて世の中の役に立つことを書こう」と
初っ端からぶっ飛んだ題材をご用意しました。

格安SIMや格安スマホという言葉が一般にも広まってきました。私が使い始めた2010年頃はよもやこのビジネスがここまで広がるとは思いもしませんでしたが、今では家族や知人からも「ホントに安くなるの?」なんて聞かれる事も増えてきました。
 そこで幾つかの回線を経てたどり着いた、現在の最適解を書き留めることにしました。



格安SIMは値段こそ正義

0simページ
nuromobile 0simの案内サイト

こちらのnuromobileが出している独特な格安SIMサービスの0simという物があります「毎月500MB未満まで無料で使える」との謳い文句の通りのサービスです。


タダより高いものはない?小学校の算数からやり直しましょう。


500MB以上は100MBごと100円の従量制で上がっていき
2GB で1600円で料金はストップ、そのまま5GBまでは使えて
以降は速度制限がかかります。ざっくりいうと

毎月ゴリゴリ使うにはちょっと割高だけど、ちょっとした検索や連絡用には十分

ということです。似たようなプランはありますが、スタート0円はおそらくココだけです。

ネットで検索すると「まともに使えない」「最悪のSIM」などと言われていますが、これは情報が古いです。今ではデータ回線としてもそこそこの速度で使えます。というか当時ひどかったのかもしれないけど、だとしても0円の回線相手にやれ使えないだの最悪だの声を大にしてまで言います?



話がそれました。それではこれから、このSIMの便利な使い方を教えましょう…

データ+音声プランを契約し、ほぼ電話専用にする

 前述の料金に+700円+ユニバーサルサービス料2円のプランになってしまいますが私はこれを有効利用しています。というのも、携帯電話の番号維持にはこのSIMが最適なのです。他社で似たような従量制プランでは900円台スタートの物がありますが、それを200円も下回るってすごいじゃないですか。

 ただし、天下のキャリア様には割引絡めまくって300円台なんてのもありますが、私はそういう複雑な料金システムに嫌気がさして格安SIMに移行したクチですので、そのような特殊な割引の無いシンプルな契約を考えます。


データ専用プランを別契約で用意する

契約が2つになるのはシンプルなのか?という点は、やれセットだの割引だの子回線だの…までやるのに比べたら断然シンプルです。

 通常、とくに大手キャリアでモバイル回線を契約する際は音声+データ通信がセットかと思います。特に大手キャリアでは○○年縛りと言われる仕組みで、途中でやめると違約金が発生します。格安SIMでも、音声プランには”最低利用期間”があり、同様の違約金があります。

 一方、格安SIMはデータ専用プランと言うものが豊富にあります。こちらはほとんどの契約で最低利用期間がありません。


メリット

  • とりあえず契約したプランが合わなくても、すぐに変えられる
  • 同等プランでより安いものが出たら、すぐに乗り換えられる
  • 電話番号の移籍がないから、MNP転出手数料が掛からない

デメリット

  • SIMを2枚発行するので、発行手数料は1枚分余計にかかる←MNP転出手数料分で相殺
  • DSDS端末か、2台持ちが前提

 一石三鳥です。デメリットも相殺される分を除けば、端末の調達だけ。

2枚のSIMカードを使う方法

 通話用の0simとデータ専用の別回線SIMを組み合わせて使うには、3パターンがあります。
  • DSDS機に買い換える
    SIMを2枚させるスマホです。通話とデータで使うSIMを設定で変更できます。
    DSDS機は去年あたりから一気に増えてきましたので、選択肢も豊富です。
  • 中古のガラケーを買う
    nuroモバイルはドコモ回線のMVNOなので、ドコモのガラケーがあれば解決です。
    どうせ電話用です。動きゃいいんですよ。
    ※当然ながらiモードやiモードメールは使えません。
  • 通話専用SIMフリーケータイを買う
    いくらガラケーと言っても2台持ちとなると案外ジャマになったりします。
    しかし現在、NichephoneというカードサイズのSIMフリー携帯電話があります。
    これならほぼジャマになりません。
持ってはいるものの、DSDS端末を買ったために
持て余しているNichephone-S

"ほぼ"通話専用っていうのはどういう事?

 ここで0simの特徴を思い出してください。

500MB未満なら0円で通信できる、そこそこ使える格安SIMです。

要するに、予備のデータ回線としては十分に使えるのです。

例えば、もう1枚のSIMカードの回線が何らかの理由で速度制限に入ったり
格安SIMの苦手なピークタイムの混雑避けなど、あると無いじゃ大違いです。「データ回線としてそこそこの速度で使える」のですから。

 また前述のNichephone-S運用でも、実はこの携帯電話はテザリングができるので、メインスマホに何らかのトラブルがあった際の緊急接続手段にもなりえます。

音声プラン契約って面倒臭くないの?

 スマホの契約は、店頭へ行き事務手続きしてもらうのが当たり前だと思ってませんか?

 確かに、店員さんにやってもらえば手間がかからず楽ですが、いざ時間を作ってショップへ行き、あげく番号札もらってひたすら待たされて…あんまりいい思い出無いのでは?

 格安SIMはほとんどすべての業者が契約手続きをネット上で済ませられます。音声プランなので免許証の写真等を送る必要がありますが、想像よりも手軽にできます。
私はたしか、路線バスで移動中に財布から免許証を出し、写メって送りました。

 実を言うと、もともと使ってた回線業者からMNP転出するのに違約金を払っていましたが、月額料金の下げ幅ですぐに元が取れたので結果オーライです。

結局、月いくらになったのか

 元は毎月7000円ほど払っていたのが、現在では0sim702円+メインのデータ回線の合計で毎月1400円程度に収まっています。
 これはメインのデータ回線も「安いかわりに遅いけど使い放題」なプランを探して選んだためです。

まとめ

 「電話番号の維持は、0simを使えば特殊な割引もなく月額702円でできる」
という話でした。他のプランではせいぜい900円台、これでも今なら十分安い方です。
 702円を潜ろうとすると、今度はIP電話の番号などに変えてかなければならないので、そこまで思いきれる人はそちらもやってみると良いと思います。

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